この記事で寄り添うお悩み
- 夫婦喧嘩の原因って何があるの?
- 夫婦喧嘩の原因による悪影響も教えてほしい
- 夫婦喧嘩の原因を取り除くにはどうすればいいの?
夫婦喧嘩の度にこう思っていませんか?
- 夫婦喧嘩が絶えない理由は何なのか
- 他の夫婦も同じくらい喧嘩をしてるのか
- できればもう夫婦喧嘩で悩みたくない・・・
「喧嘩するほど仲がよい」ということわざもありますが、夫婦喧嘩が続くと居心地が悪くなることはもちろん、最悪の場合は離婚に発展することも。
夫婦関係を良好に保つには、日ごろの喧嘩も甘くみてはいけません。
なので、この記事では夫婦喧嘩のよくある原因と原因がもたらす悪影響、原因を取り除くための本質について解説します。
どの夫婦も同じようなことが原因で喧嘩になっているものです。夫婦喧嘩の原因を知り、事前に気をつけておくことで喧嘩の悩みをグッと減らせますよ。
この記事の著者
夫婦喧嘩のよくある原因7つ
よく見られる夫婦喧嘩の原因を7つ紹介します。
それぞれについて解説していきますね。
言葉づかい
夫婦喧嘩の最も多い原因は言葉づかいです。
パートナーから言葉の節々で攻撃性を感じたとき、それはイライラとして募っていき、最終的に喧嘩になるケースが非常に多いです。
旦那「何回もいっているじゃん!」
妻「早くしてよ!」
など、ついつい夫婦関係に甘えてきつい言葉づかいになっていませんか?
また、夫婦だからといって何をいってもいいわけではありません。見た目に関するイジリや、「~さんは、〇〇だよ。」など他人と比較するような言葉のチョイスは相手を不快にさせます。
多くの人は無意識に発してしまい、喧嘩へとつながるという訳です。
家事・育児の分担
言葉づかいと同じくらい、家事・育児が原因の喧嘩は多いです。
よくあるケースとしては、女性側に家事・育児の負担がかかりすぎている場合。男性も本来は家事・育児を一緒にすべきですよね。
しかし仕事を理由に、分担を放棄したり受け入れたりしない男性は多いです。
パートナーからの思いやりを感じないとすぐに喧嘩になってしまいます。
会話不足
会話の量が足りていない夫婦も喧嘩になりやすいです。
表面化しにくい原因なだけに、なかなか気づかない人も多いのが現状。
「おはよう」などの基本的なあいさつはもちろんです。
「今から帰るね。」「これから飲み会だから21時に帰るね。」などの報告や、「今日は~なことがあったよ。」など、些細な内容でも予定や感情は共有しておきましょう。
お金の使い方
お金の使い方は夫婦間でも人それぞれ違います。
一方が納得していない使い方をすると、喧嘩になりやすいです。
お金に関することは、小さなことでも本来しっかり話し、お互い納得しておくべき。
お金の使い方に関することは、次に解説する価値観の違いにも直結します。
価値観の違い
「お金」や「教育」以外でも、喧嘩の原因になりやすい価値観の違いがあります。
たとえば、時間に対する感覚や掃除などです。時間の遅い・早いの基準、部屋がきれいかどうかの基準などは夫婦間でも違います。
また、パートナーの両親の価値観をなかなか受け入れられないときもあるでしょう。
とくに両親と同居している場合は、そういった価値観の違いがストレスになりパートナーにぶつけて喧嘩になることも。
生活態度
服は脱ぎっぱなし、食後に食器はそのまま。
自分勝手な生活態度がでていたり、「やってもらって当たり前。」なんて思っていたりしませんか?
パートナーと一緒に暮らしているという意識の欠如が生活態度にでてしまうと、当然パートナーはストレスがたまっていきます。
結局、家事の負担を相手に与えてしまうのです。
共同生活をする以上はお互いがだらしない生活態度を改善していかなければいけません。
子どもの教育方針
子どもの教育方針が食い違うと喧嘩になります。
子どもの大切な将来に関わるので、つい熱も入りやすいもの。
「人間は自分が育てられたように人を育てる。」といわれるほど、親から受けた教育が、自分の教育方針に与えている影響は大きいです。
パートナーとは育てられた環境がもちろん違うので教育方針が違って当たり前。しかし受け入れていない夫婦がけっこう多いんです。
夫婦喧嘩の原因になりやすい話題
ここまで見てきた原因にもあるように、どの夫婦でも喧嘩になりやすい話題は、「お金」と「子ども」です。
「お金」と「子ども」は一緒に考えていかなければならない夫婦関係ならではの話題です。恋人関係であれば、この2つの話題で話す必要性はほとんどありません。
問題なのは、「お金」と「子ども」というテーマは価値観の違いが最も生じやすい点。
自分が育った家庭環境の影響が大きく、根が深いんです。
- 「親がどんなお金の使い方をしていたのか?」
- 「親が自分にどんな教育をしてきたか?」
この辺の影響を知らぬ間に受けてしまうもの。
そのため、衝突したときは大きくなりやすく喧嘩に発展します。今は同じ屋根の下でも、結婚以前は別々の家庭環境で育ったのだから、感覚は違って当たり前。
ゆえに最も喧嘩になりやすい話題といえるでしょう。
夫婦喧嘩の原因に覚えがある時にしてはいけない1つのこと
夫婦喧嘩の原因に身に覚えがあるならば、夫婦に悪影響が降りかかる前に改善すべきです。
しかし、長年寄り添う夫婦だからこそ、小さな問題をそのままにする傾向があります。
適度に夫婦喧嘩をして夫婦の関係を良好に保っていくには「放置すること」が大敵。
くすぶっていた火が大きな炎になる前に、「何ができるか」を常に考えていきましょう。
夫婦喧嘩の原因が夫婦にもたらす5つの悪影響
原因でも解説しましたが、夫婦喧嘩の原因を取り除けないままだと、家庭内にさまざまな悪影響がでてくるのはいうまでもありません。
ここでは、重症化したときのダメージが大きい5つの悪影響を紹介します。
それぞれについて解説します。
セックスレス
夫婦喧嘩が続くとパートナーへの愛情や信頼が一時的に薄まり、セックスレスになることも。
いらく夫婦でもセックスに誘うのは勇気がいるものです。
「断られたら傷つくなぁ・・・」こんな不安を常に抱えています。
セックスレスが続くとこの不安はどんどん膨らみ、良好な夫婦関係の維持は不可能に。
喧嘩の種がいたるところにある状態では、勇気がでるわけありません。
子どもへの教育力低下
普段から喧嘩の絶えない夫婦が子どもを協力して育てていくのは非常に難しいです。
信頼関係のない夫婦ではベストな環境で子どもを教育できないのはいうまでもありません。
親の言い争いを見た子どもは、それがトラウマになったり、大人に対する信頼を失ったりします。こんな状態では、子どもの方も良好に成長していけませんよね。
また、日常的に夫婦喧嘩を見てきた子どもは脳の発達にも影響するという報告もあります。(出典:夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?)
子どもの教育という観点からも、喧嘩はもちろん、いがみあう姿は見せてはいけません。
浮気・不倫
セックスレスや、パートナーへの愛情・信頼が低下した状態の行き着く先は浮気や不倫です。
浮気や不倫という過ちは、いつ・誰に起こるかはわかりません。
ある統計調査でも不倫をする男性は約26%、女性も16%以上というデータもあります。(出典:7割が不倫者なのに許さないのはおかしい)
夫婦喧嘩が続いているならなおさら確率を上げてしまうでしょう。
浮気・不倫は離婚の最もな原因なのは覚えておくと良いですよ。
仮面夫婦予備軍に
夫婦喧嘩もはじめのうちはまだ仲直りできますが、常態化するとそのうち「お金」や「子ども」「世間体」でしかつながっていない仮面夫婦化します。
喧嘩すらしなくなったら、パートナーへの愛情は冷めきってしまい、もう離婚のリーチ状態に。
そんな人生はあまりにも悲しいと思いませんか?
家庭内別居状態に
仮面夫婦同様に家庭内別居の事態にもつながることも。
家庭内別居状態になると、生活が別々になり、会話もなくなります。
もちろん、パートナーへの愛情が冷めていくスピードも一気に加速。
小さな夫婦喧嘩をきっかけに大きな岐路に立たされる可能性があることを理解しておきましょう。
夫婦喧嘩の原因を取り除くための本質
夫婦喧嘩の原因で根っこにあるのはやはり「コミュニケーション不足」です。
コミュニケーションの方法を工夫することが、夫婦喧嘩を減らし良好な関係を保つ鍵になります。
夫婦である以上、夫婦喧嘩になりやすい話題も話す必要がありますよね。
喧嘩の原因になりそうな話題に触れる際は、言葉選びや感情のコントロールがポイントになります。
多くの人が一時的にしかこのポイントを意識しないために喧嘩に発展するのです。
普段から意識し、日常のコミュニケーション量をしっかりとれば夫婦喧嘩の原因を取り除くのは難しくありません。
話題を避けるのではなく、アプローチの方法を変えるだけでOKなんです。
自信がない、本質は分かったけど心配という方は専門家からのアドバイスを推奨しています。
コミュニケーションは才能ではなく、意識で改善できるもの。日頃から意識して、夫婦でしっかりコミュニケーションをとっていきましょう。
行政書士松浦智昌
行政書士松浦総合法務オフィス