仮面夫婦の特徴7つ!仮面夫婦になったきっかけと離婚しない理由とは

この記事で寄り添うお悩み

  • そもそも仮面夫婦って何?
  • 自分たちは仮面夫婦に当てはまるの?
  • 仮面夫婦を続けるとどうなるかも知りたいな

仮面夫婦と聞くと「外ではにこにこしているけど、家ではしゃべらない」といったようなイメージでしょうか。

実際に、外から見ている様子と、家庭内での様子が大きく異なる夫婦もいます。

そのため、他の夫婦と比べてみたり、自分たちが仮面夫婦かどうか判断したりすることは難しいものです。

「もしかしたら私たちって、仮面夫婦なのかな?」と、ふとしたきっかけから一人で悩んでしまう方もよくおられます。

いつからかパートナーと家の中では話をしなくなった、気持ちが冷めてしまったという方は仮面夫婦になっていることも。

そこでこの記事では、仮面夫婦の全体像を把握していただくために、網羅的にまとめました。

あなたたち二人が仮面夫婦にあたるのかを知り、仮面夫婦の先輩方が考えていることを先取りしていきましょう。

自分たちの状況を正しく把握できれば、対処すべきことも見えてきますよ。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

仮面夫婦とは

仮面夫婦について明確な定義はありません。

一般的には、「外から見ると仲が良いのに、実際には冷え切った関係の夫婦」のことを仮面夫婦と呼んでいます。

友人や近所の人との付き合いにおいては仲がよさそうにみえるため、その実態は他人には分からないものです。

なかには、家の中と外でなぜそこまでうまく切り替えができるのか、自分たちですら不思議に感じている夫婦もいます。

また仮面夫婦のなかには、家での生活圏を分けて家庭内別居状態になっている場合もあり、仮面夫婦といっても夫婦の数だけ形があるのです。

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仮面夫婦にみられる7つの特徴

夫婦の数だけ形があるとはいえ、仮面夫婦には特徴があります。

特によくお見かけする特徴に絞って7つご紹介しますね。

  1. 他人から見ると仲良し
  2. お互いのことに興味がない
  3. 会話やスキンシップがない
  4. 趣味や仕事に熱心
  5. 性欲を感じなくなる
  6. 夫・妻それぞれの役割はこなす
  7. 夫婦の肩書きが捨てられない

これらのうち、複数の特徴にあてはまる夫婦は仮面夫婦であると言えるでしょう。

仮面夫婦の特徴①:他人から見ると仲良し

仮面夫婦は、「仮面」と言われる通り、人前では仲が良さそうに振る舞います。

そのため、実際には冷え切った関係であっても、友人や近所の人がいる場では普通に笑顔で会話するのです。

人前でなくなった瞬間から表情がガラリと変わるため、本音を隠すのがどんどんうまくなっていきます。

「あの二人は仮面夫婦だ!」と、あなたがこれまでの人生で1度も感じたことがないのは、うまく演じているからですね。

仮面夫婦の特徴②:お互いのことに興味がない

結婚生活の経過とともに、相手に対する興味を失ってしまうこともあるでしょう。

興味はないけど嫌いでもない、離婚するまではいかない、このような状態だと仮面夫婦へと様変わりしていきます。

また、恋愛結婚ではない夫婦だと、結婚前からお互いのことに興味がない場合もあります。

お見合いなどで出会い、相手の年収や学歴などのステータスを重視して結婚したケースも、現代ではとても増えてきました。

共通の趣味や話題がなく、相手の内面に興味が持てないままに、関係を続けてしまいます。

仮面夫婦の特徴③:会話やスキンシップがない

一緒に暮らしていれば、まったく会話やスキンシップをしないのは難しいですよね。

ですが、仮面夫婦の場合は、事務的なやり取りのみ交わします。

例えば、「来週から出張で家にいない」などの連絡事項だけを伝えたり、カレンダーにスケジュールを書き込み「勝手に見ておいて」といった具合です。

しかし、それすらもLINEのメッセージなどで済ませている場合もあります。

最小限の会話しかないため、相手に触れるなどのスキンシップはほぼ無いと言えるでしょう。

仮面夫婦の特徴④:趣味や仕事に熱心

朝早くから夜遅くまで仕事をしていて、ほとんど家に帰らない、家でも仕事をしているパターンです。

また、趣味に熱中してしまう人だと、仕事のない夜間や休日でも出かけて行ったり、自室にこもったりします。

この場合、ほとんど家で顔を合わせることもないでしょう。

相手のことを忘れても気にならないほど、別の事に没頭できるのです。

仮面夫婦の特徴⑤:性欲を感じなくなる

仮面夫婦は、どちらか、もしくは両方の気持ちが冷めています。

そのため、セックスレスどころか、ハグやキスすらしようと思わない状態となる場合が多いです。

しかし歳を理由に性欲が衰えたわけではないため、家の外で性欲を満たすようになることも。

仮面夫婦から不倫へと発展してしまうケースがあることも、覚えておきましょう。

仮面夫婦の特徴⑥:夫・妻それぞれの役割はこなす

家事や育児などについては、夫・妻ともにそれぞれの役割をこなす傾向にあります。

二人ともが冷めている場合は、どちらか一方に押し付けるような関係ではないのです。

ひとつのコミュニケーションもなく淡々と家の事をこなす。このような機会は増えていないでしょうか。

お互いの役割だけを阿吽の呼吸でこなすようになったら、仮面夫婦へと近づいているかもしれません。

仮面夫婦の特徴⑦:夫婦の肩書きが捨てられない

仮面夫婦を選択している方の中には、肩書きを捨てる決断ができない夫婦も沢山いらっしゃいます。

例えば、下記のとおりです。

  • 世間体だけはどうしても守りたい
  • 離婚をして自分にバツをつけたくない
  • 夫婦でいることによる恩恵を手放したくない

このように思う気持ちはなにも特別なものではありません。

しかし、仮面夫婦でいることに疑問を持ちながらも、一歩踏み出せない夫婦もいるというのが実態なのです。

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仮面夫婦になったきっかけとは

最初から、仮面夫婦の形を望んで結婚する人はいないでしょう。

恋愛結婚にしても、お見合い結婚にしても、仮面夫婦になるには必ずきっかけがあります。

ここでは、よくある3つのきっかけを紹介します。

  1. 価値観の相違
  2. 生活リズムがずれてしまった
  3. 不倫やそれを疑うような出来事があった
夫婦によって事情は様々ですが、参考になると思います。

きっかけ①:価値観の相違

価値観とは、その人が大切にしていることや信念のようなもの。

価値観に相違があると、「話が合わないな」「居心地よくないな」「何を考えてるのか分からない」と感じる機会が増えていきます。

夫婦はそれぞれ育ってきた環境が違うため、価値観の違いはあって当然のこと。

しかし、結婚前の恋愛期には分からなかった価値観が、時間の経過とともに分かるようになり、次第に気にせずにはいられなくなるのです。

そして、だんだんと気持ちが離れ、仮面夫婦へとたどりついてしまいます。

きっかけ②:生活リズムがずれてしまった

結婚当初とは大きく環境が変化して、お互いの生活リズムが合わなくなることは仮面夫婦のきっかけになるでしょう。

生活スタイルが変わる原因は、単身赴任や転職、家族の介護、妊娠・出産などが考えられます。

生活のリズムや環境が変わってしまうと、一緒にいる時間が減り、お互いに気持ちの余裕がなくなってしまうといったことが起こり得るのです。

そのために、自然と距離ができてしまいます。

きっかけ③:不倫やそれを疑うような出来事があった

夫婦のうち、どちらかが不倫をしたり、不倫を疑うようなことがあると、信頼関係は崩れてしまいます。

信頼できなくなれば、心に大きな穴があき、どうしていいかと悩み、二人のコミュニケーションは無くなっていくでしょう。

不倫をしてないのに、疑って大きなケンカをしてしまった場合、夫婦の溝は決定的になりかねません。

信じたいけど信じれない、離婚したいけどすぐにはできない、そのような状況をきっかけに、仮面夫婦という形を取る場合もあるのです。

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仮面夫婦はどうして離婚しないのか

仮面夫婦でいることに苦痛を感じていない場合は、離婚する必要がないかもしれません。

しかし、苦しさを感じつつも離婚しない仮面夫婦が多いのはなぜでしょうか。

離婚という選択をしない3つの理由について解説します。

  1. 世間の目が気になる
  2. 生活のため
  3. 子どものため

離婚しない理由①:世間の目が気になる

世間体を気にして離婚しない仮面夫婦は多いです。

まわりの人から根掘り葉掘り聞かれたり、うわさの的になったりするのは、誰だって嫌なものですよね。

また、近年離婚に対するマイナスイメージがなくなってきたとはいえ、離婚歴がつくことに抵抗を覚えるという人もいるでしょう。

離婚しない理由②:生活のため

経済面に不安があり、離婚をためらうというケースです。

離婚にかかる費用や、その後の生活のお金は、当然のことながら全額自分で負担することになります。

また、老後の生活を考えてもお金の心配は尽きません。そのため、経済的な理由から、離婚せずにいる場合があります。

離婚しない理由③:子供のため

生活が変わることで、子供に悪影響を及ぼすのを避けたいという理由です。

さらに、親権が取れなかった場合、子どもに会いづらくなるのが嫌だからという想いもあるでしょう。

自分の子供だけは、自分よりも心配になるもの。なので、子供のことまで考えた上で離婚するという決断は、簡単にはできないのです。

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仮面夫婦の特徴から分かる!続けた場合どうなる?

夫婦の在り方に、正解も不正解もありません。

事実、世の中には仮面夫婦として幸せに暮らしている二人も大勢います。

しかし、ほとんどの仮面夫婦は冷え切った関係であり、あなたも何かしらの我慢をしながら生活しているのではないでしょうか。

このままの状態を継続すると、

  • 関係がより悪化して別居することに
  • しびれを切らして片方が不倫に走ることに
  • 望んでいない離婚や熟年離婚という結末に

上記のような仮面夫婦によくある行く末へと向かってしまう可能性も十分あり得るのです。

仮面夫婦の行く末4パターンと老後に与える3つの悪影響|今からできる対策も解説

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もし、「仮面夫婦にはなりたくない」「仮面夫婦である現状を変えたい」と思っているなら、できることから動いていくようにしましょう。

前向きなアクションを起こせば、パートナーにもきっと伝わりますよ。

以上です。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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