モラハラをする人される人の心理!モラハラされやすい性格の直し方5選

この記事で寄り添うお悩み

  • モラハラをする人ってどんな心理なの?
  • モラハラされる人の気持ちも知っておきたい
  • モラハラされやすい性格はどう直せばいいの?

夫婦間のモラハラは、意外と身近な所で起こっています。

もしかしたら、この記事を見ている方の中にも、モラハラ被害にあって困っている方がいるのではないでしょうか。

なぜ相手はモラハラをするのか、モラハラされる方はどのような心理状態なのかを知る機会は少ないでしょう。

そこでこの記事では、モラハラをする方の心理とされる方の心理について徹底的に解説していきます。

双方の気持ちを知ることで、モラハラに対する向き合い方が変わる夫婦は多いです。ぜひフラットな姿勢でご覧ください。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

モラハラをする人の心理

まずは、モラハラをする人の心理について詳しく解説していきます。

  1. 自分は正しい、相手は間違っていると思っている
  2. 常に不安で、外には絶対にバレたくないと思っている
  3. むしゃくしゃした気持ちをどうにかしたいと思っている
  4. 他人を傷つけて、自分が優位な立場になりたいと思っている
  5. 我慢をするよりも全て伝えた方がお互いのためだと思っている
  6. これが夫婦のコミュニケーション方法だと思っている
  7. 何も考えていない

自分は正しい、相手は間違っていると思っている

モラハラをする妻あるいは夫は、「自分は常に正しい。相手がいつも間違っている」という考えを持っています。

このような考えが根幹にあるため、

「お前はどうして○○なんだ!」
「バカかお前は!」

というような暴言を吐いてくるのです。

常に不安で、外には絶対にバレたくないと思っている

モラハラ夫・妻は家では強気でいるものの、外部にバレることを恐れ不安を抱えています。

何かしらの理由で一緒に外出したときは、意外と大人しいですよね。

モラハラを抑えるために、意識して無言になり余計な行動をしないと決め込んでいるケースも多いです。

不安な気持ちを我慢した分、家に帰ってきた直後にモラハラしてしまうのはあるあるでしょう。

むしゃくしゃした気持ちをどうにかしたいと思っている

モラハラをする夫や妻の中には、ストレス発散のためにパートナーに対して暴言を吐いたり、物にあたったりする方もいます。

例えば、気が弱く会社で怒られてばかりの方は、自分の意見があったとしても、その場でははっきりと伝えることができません。

このストレスを家に持ち帰ってきて、自分の大切なパートナーである夫あるいは妻にぶつけてしまうのです。

他人を傷つけて、自分が優位な立場になりたいと思っている

他人を傷つけて、自分が優位に立ちたいという心理もモラハラと関係しています。

夫婦間のパワーバランスというのは、家庭によって異なりますが、

  • 自分の方が上に立っていたい
  • パートナーから舐められたくない

というような気持ちがどこかにあると、それがモラハラに繋がってしまうのです。

このような方は、日常的に暴言を吐いたり、物に当たったりします。

なぜなら、自分の強さをアピールして、相手を押さえつけていたいと考えているからです。

我慢をするよりも全て伝えた方がお互いのためだと思っている

モラハラをする夫、あるいは妻の中には、家族なのだから、「我慢するよりも全て伝えた方がお互いのためだ」と思っている方もいます。

そこに相手への配慮はほとんどありません。

このようなことから、デリカシーのない発言や、性差別的な発言など、自分が思ったことを何でも口にしてしまうのです。

これが夫婦のコミュニケーション方法だと思っている

自分の親がモラハラ気質だった方は、大切なパートナーにもモラハラ発言をしやすいです。

なぜなら、そのような環境下で生活をしてきているからです。

自分のお父さん、あるいはお母さんが相手に対して暴言を吐いたり、物に当たったり、無視をしたりという現場を間近で見て育っているため、それこそが夫婦の形であり、当たり前の現象なんだと勘違いをしてしまいます。

「モラハラは遺伝する」と良く言われますが、モラハラ気質は先天的なものではありません。

ただ、小さい頃からそのような環境に慣れてしまっていると、自分の中での常識が独り歩きしてしまい、大切なパートナーにも当たり前のようにモラハラをするようになってしまうのです。

何も考えていない

モラハラをする方の心理として最もたちが悪いのは、「何も考えていない」というケースです。

無意識に人を傷つけるモラハラ発言をしている方は意外とたくさんいます。

このような方は、悪意があるわけでもありませんし、相手を困らせたいと思っているわけでもありません。

パートナーに対しても、日常生活に対しても特別なストレスがないのにきつい言葉を投げかけてしまうのです。

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モラハラをされる人の心理

では次に、モラハラをされる人の心理について、詳しく解説していきます。

  1. 嫌われたくないと思っている
  2. 「自分が悪い」と思い込む癖がある
  3. 自分が我慢すれば解決すると思っている
  4. 罪悪感を持っている
  5. これが夫婦のコミュニケーション方法だと思っている

嫌われたくないと思っている

相手から嫌われたくないという心理が働いていると、モラハラを受けやすくなります。

なぜなら、相手の発言に対して反論することができず、相手がつけあがってしまうからです。

モラハラ発言に対して、「なんでそんなこと言うの!」と反論することができれば、相手のモラハラを封じ込められるかもしれません。

ただ、嫌われたくないという心理がある以上、相手に強く言い返すことができないのです。

この状態が続くと、「うちの妻(夫)は、何を言っても怒らない」と勘違いされてしまうため、どんどんモラハラがヒートアップしてしまいます。

「自分が悪い」と思い込む癖がある

自分が悪いと思い込む癖がある方も、モラハラを受けやすいと言えます。

モラハラ発言を受けた時に、「自分は悪くない、モラハラをしている相手が悪い」と考えることができれば正常です。

ただ、

  • 相手は自分のためを思って言ってくれているのかもしれない
  • 自分が変われば、きっと相手も優しくなってくれるだろう

というような感覚を持ってしまっていると、モラハラによるダメージをもろに受けることになります。

場合によっては、洗脳状態に陥ることもありますので注意が必要です。

自分が我慢すれば解決すると思っている

相手のモラハラ発言や、無視に対して、「面倒くさい」と感じている方はたくさんいるでしょう。

このような方の中には、無理に反論したり、対抗したりせず、放っておくのが一番だと思っている方もいるのですが、この考え方は非常に危険です。

先ほども解説したように、モラハラ発言や無視などの行動を黙認し続けていると、相手がどんどん調子に乗ります。

最終的には、収拾がつかない程相手のモラハラがヒートアップしてしまうこともありますので絶対に放置してはいけません。

罪悪感を持っている

自分に自信がなく、常に罪悪感を持っている方もモラハラ被害にあいやすく、尚且つモラハラによる悪影響をもろに受けやすいと言えます。

なぜなら、相手から言われる発言を全て鵜呑みにする傾向があるからです。

「なんでそんなこともできないんだ!」
「お前は馬鹿か!」

このよう発言に対しては、腹を立てるのが普通ですが、罪悪感を持っている方は認めてしまいやすいのです。

日々のモラハラ発言を全て鵜呑みにしてしまうと、うつの原因にもなりますので注意しましょう。

これが夫婦のコミュニケーション方法だと思っている

「モラハラをする人の心理」でも解説しましたが、モラハラを受けやすい方の中にも、「これが夫婦のコミュニケーション方法だ」と思ってしまっている方がいます。

理由は先ほどと一緒で、小さい頃に自分の親がモラハラをしていると、それを当たり前だと思って育ってしまうからです。

他の夫婦を観察する機会を意識的につくっていくのがいいかもしれませんね。

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モラハラされやすい性格の直し方5選

モラハラをしている相手を変えるのは物凄く大変です。

ただ、モラハラをされやすい自分の性格を直すのはそこまで大変ではありません。

以下で紹介するコツを参考にしながら、モラハラに負けない自分作りをしていきましょう。

  1. とにかく自信を持つ
  2. 何を言われても自分を責めない
  3. 相手がいなくても生活ができると思い込む
  4. 言い返す癖をつける
  5. 尽くしすぎない

とにかく自信を持つ

自分に自信がある方は、モラハラ被害にあいにくいです。

相手からモラハラ発言をされたとしても、数倍あるいは数十倍にして返すくらいの気の強さを持っていますので、相手もそこまで強く言ってきません。

万が一モラハラ発言をされたとしても、それを鵜呑みにせず、受け流せるので、精神的なダメージを軽減できるのです。

何を言われても自分を責めない

モラハラ被害を受けないためには、何を言われても自分を責めないということが大切です。

モラハラ夫、妻の中には、思い付きで悪口を言ってくる方もいます。

「お前は何でいつもこうなんだ」
「ほんとにダメな女だな」
「甲斐性なし!」

などです。

このような発言を全て鵜呑みにしていると、自分の実が持ちません。

パートナーに何と言われようとも、自分だけは最後まで自分の味方でいてあげてください。

相手がいなくても生活ができると思い込む

これは女性に多いのですが、「相手がいないと経済的に苦しくなって、生活できなくなる」と思い込んでいる方が非常に多いです。

確かに、稼ぎ頭の夫と離婚してしまうと、生活はガラッと変わるでしょう。

ただ、このような思い込みをいつまでも持っていると、夫の顔色をうかがいながら生活をするようになりますし、夫からの理不尽なモラハラ発言にも反論できなくなってしまいます。

相手への依存を断ち切るためにも、「自分だけでも生活をしていける」と思い込むことが大切です。

実際、モラハラが原因で夫と離婚し、一人で強くたくましく生きている女性もたくさんいますので心配する必要は全くありません。

言い返す癖をつける

先ほども解説したように、相手のモラハラ気質を治すにはかなりの時間がかかりますし、本人にその気がなければ効果がありません。

それよりも、モラハラ発言を受けた時に言い返す癖をつけた方が効果的です。

言い返すだけでは相手のモラハラを根本的に解消することはできませんが、モラハラのヒートアップを防ぐことができます。

黙り込んでしまうと、相手が付けがってしまいますので、必ず何でもいいので言葉にするようにしましょう。

尽くしすぎない

相手に尽くしすぎる女性も、モラハラ被害にあいやすいと言えます。

例えば、

  • 自分でできることでも代わりにやってしまう(みかんの皮をむく、コーヒーを混ぜるなど)
  • 相手にお願いされたことは何でもやってしまう(断れない)

というような方は要注意です。

やってもらって当たり前という感覚を身に付けさせてしまうと、見下されてしまう可能性が高くなり、暴言や無視などのモラハラ被害にあいやすくなるのです。

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まとめ

モラハラ発言をする夫や妻に悩まされている方の中には、「なぜそんなひどいことを言うのだろうか」という疑問を持っている方もいるでしょう。

モラハラをする方は、心が健康な人とは少し違う考え方や心理状態になっている可能性が高いです。

また、今回紹介した「モラハラされる人の心理」に当てはまった場合は、モラハラのターゲットになりやすく、モラハラ発言によるダメージを受けやすいと言えます。

そのような方は、先ほど解説したことを参考にしながら、モラハラされやすい性格を直してみてください。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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