この記事で寄り添うお悩み
- 妻からの愛情がないような気がする
- 愛情がない状態を続けたらどうなるの?
- 妻が愛情を取り戻すにはどうしたらいい?
「妻からの愛情がなくなっている気がする」と感じたら、危険信号の可能性があります。
自分の何が悪かったのかも気づかずに、妻の気持ちはどんどんと離れ、元に戻らないこともあるでしょう。
あるとき突然「ちょっと話があるんだけど...」と言われてしまう日も近いかもしれません。
しかし、せっかく夫婦になったのですから、どんな結末を迎えるにしても普段から話し合って納得しながら生活していきたいですよね。
そこでこの記事では、妻からの愛情がない原因と愛情を取り戻す対処法についてまとめました。
妻からの愛情について、しっかりと向き合う機会になればという思いです。
この記事の著者
妻からの愛情がない原因
妻からの愛情がなくなる主な原因を下記にまとめました。
まとめると、妻に対する思いやりが欠けていると言えます。
今後、妻との関係を改善するにせよ、改善しないままでいいと決めるにせよ、原因を把握しておいて損はありません。
あなたに当てはまるか確認してみてください。
コミュニケーションを取ろうとしない
会社から帰ったらそのまま疲れて寝てしまう。休日も何もせずボーッと過ごして、妻と会話をする時間がまったくない。
このように、生活が自分中心となり妻との関わりが少なくなっていると要注意です。
女性はコミュニケーションを重視するため、一人にされるとそれだけで愛情が冷めてしまう傾向にあります。
「休ませて!」と言葉が出そうになるのをグッと我慢して、妻との関わりを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、会話をしてくれているのに、こちらが返さないと夫婦関係に大きなヒビが入ってしまうでしょう。
夫婦は二人で、色んな環境の変化に対応し、相談しながら乗り越えていくものです。
夫側は少しの間「会話しないだけ」と考えているかもですが、妻側は「会話ができない」と感じているかもしれません。
家事・育児をまったくしない
現代社会では共働きが一般的ですよね。ですが依然として「家事育児は女性の仕事」という認識が強く残っています。
あなたは仕事から帰宅したあと、家事や育児をしているでしょうか?
それどころか「ホコリが溜まってる」「子どもを泣き止ませろ」なんて言っていませんか?
妻は「私も仕事をして疲れているのに…」と思いながら家事・育児に取り組んでいるかもしれません。
家事・育児をまったくしない上に小言を漏らす夫には近づきたくなくなるでしょう。
なお「ゴミ出しをしている」「週1回はオムツを替えている」では家事・育児をこなしているとは認識してもらえません。
むしろ少し手伝っただけで「自分はイクメン」と誇らしげに語っていると、妻の怒りを爆発させてしまうことにつながります。
否定する
妻が話かけてくるたびに否定をしてしまうと、受け入れてもらえないと感じるようになります。
例えば、
- 全部お前が悪い
- お前がやってることに価値はない
- 子供にどんな教育をしてるんだ
言葉だけを見ると「なんてひどい事を」と感じるかもしれませんが、モラハラにあたる言葉や態度を示してしまう夫はたくさんいるのです。
新婚当初は、対等で気をつかわずに過ごせていたのに、何を言っても否定されるのなら...と会話を諦めるようになります。
すると、夫への関心も徐々に薄れていってしまうのです。
感謝や労いの言葉がない
「ありがとう」を言わないと、妻の愛情を冷めさせる原因になります。
結婚以前はデートに来てくれただけで嬉しくて「来てくれてありがとう」と言っていませんでしたか?
あなたと人生を共にしてくれる妻を「いて当たり前」「やってくれて当たり前」と思うようになったら、愛が冷めてしまいます。
ご飯を作ってくれるのも、洗濯をしてくれるのも、あなたの隣にいてくれるのも妻からすると当然ではありません。
妻がもしあなたに愛想を尽かしてしまったら、これまで積み上げてきたものが一気に無くなることだってあるのです。
趣味や息抜きをバカにする
妻の趣味や息抜きを、バカにしたり「やめろ」と言ったりしてばかりでは愛情もなくなってしまいます。
子どもの頃、必要がないからと親にコレクションを捨てられて、悲しい思いをした経験はありませんか?
自分の趣味をバカにされ続けたら、どれだけ好きな相手でも怒りがこみ上げてきますし、百年の恋も冷めてしまいますよね。
妻の趣味や息抜きが理解できなくても「妻の好きなことなんだ」と受け止める器が必要でしょう。
また趣味などの価値観の違いは毎日のように感じるため、夫婦関係を維持するのが難しくなるケースがあります。
趣味や息抜きは「相手が休息できる唯一の時間」として大切にしてあげるといいですよ。
妻を求めていない
意外と多いのがセックスレスになって愛情が冷めるパターンです。
男性は女性を追い求めるように本能レベルでインプットされていますから、家庭に入った妻を求める頻度が減るのは仕方がない面もあります。
ですがセックスは愛情表現の1つですから、セックスレスになることで愛が冷める妻もいるのです。
時には独身時代のようにオシャレをして外出し、恋人気分を味わうのも良いのかもしれませんね。
妻からの愛情がない状態を放置すると
妻からの愛情がないと感じても「時間が経てば機嫌も治るだろう」と放置すると、厄介な状態になります。
気づかぬうちに、心に距離が生まれ、話すのもおっくうになり、夫婦としての在り方を考えるようになり、二人の意思に乖離が生じてしまうことも現実に起こり得るのです。
二人の間に一度でも乖離が生じると、元に戻すエネルギーは膨大なものとなります。複雑な感情を持ち合わせる人間ですから、完全に元に戻すのは難しいでしょう。
ですから妻の愛情がなくなっているように感じたら、放置してはいけません。
妻からの愛情がない場合の末路
放置したつもりはないけど妻からの愛情が戻らないという場合、下記のような運命があなたを待ち受けています。
仮面夫婦になる
対外的には良い夫婦を演じていても、ひとたび家に入ると顔も見なくなる。そんな寂しい関係になってしまうでしょう。
夫から声をかけても反応もせず、ただ最低限の家事を行い育児に勤しむ妻。
干渉する時間も減っていき、プライベートで何をしているのかすら知らない状態に。
最初は小さなきっかけでも対処が遅れれば、夫婦の形は大きく変わってしまうのです。
別居を余儀なくされる
愛情がないために、同じ空間で過ごす時間に大きなストレスを感じるケースです。
妻が出て行ったり、夫がいたたまれなくなって家を出たりして完全な別居を余儀なくされることも。
離れて時間さえおけば「妻は冷静になるはずだ」と高を括ってはいけません。
両親や友人、専門家に相談して、新しい人生に興味を持つことだってあるのです。
一方の気持ちが優先されて別居を余儀なくされる状態は、かなり危険と言えます。
関連
不倫・浮気される
あなたへ注ぐはずだった愛情が、別の誰かに注がれる未来もあり得るでしょう。
夫婦間の愛がなくなれば、別の異性へと想いが傾いても文句は言えませんよね。
大切な妻が、他の誰かと笑い、楽しい時間を過ごし、終いには二人の子供を産む。
そのような一ミリも想像してなかった生活を送ることになるかもしれません。
最悪の結末は離婚に
妻からの愛情を取り戻せなければ、離婚という結末が待っています。
もし妻から離婚を切り出されたなら、相手の意思は相当固いでしょう。
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離婚を切り出されたらどうする?覚えておくべきポイントと対処法8選
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離婚は原則的に双方の合意がなければできませんから、素直に応じる必要はありません。
しかし、離婚を切り出されてから関係を取り戻すのは困難を極めます。
離婚を回避したいのなら、妻に愛情がないと気づいた瞬間から対処していきましょう。
妻からの愛情を取り戻す5つの対処法
冷めきった妻の愛情を取り戻すためにはどうすればよいのでしょうか?
具体的な行動を5つまとめましたので、できることから取り組んでみてください。
思い切って不満を尋ねる
「愛情が冷める=不満を募らせている」に他なりません。
思い切って、自分が何かイヤなことをしているのか、どうしてほしいのか聞いてみてください。
なお話し合いの際に「その時に言って欲しかった」は厳禁です。
女性は心の中に不満を入れるコップを持っていて、そのコップが満タンになるまでは怒らずにいるのです。
しかし一度コップが満タンになり不満があふれだすと、とたんにこれまでのガマンが爆発して愛情が一気になくなってしまうことも。
ですからコップの中に溜まっている不満を吐き出させ、不満がたまらないようにすると愛情を取り戻しやすくなります。
妻が満足するまで、これまでの不満を聞き入れましょう。
話すだけでもストレスが緩和されるので、最後まで口を挟まないのがポイントです。
感謝や愛を伝える
日頃の感謝や自分が愛している事実を伝えましょう。
プレゼントを贈るのももちろん素晴らしいアイデアですが、できる限り言葉で伝えるのがベターです。
いつも心の中で感謝していたとしても、口に出さなければ相手には伝わりませんよね。
「出されたご飯を毎日残さず食べている=作ってくれてありがとうの意味」にはなりません。
言葉にするのが照れくさければ、プレゼントにメッセージカードを添えて感謝を伝えるのも良いでしょう。
ただしプレゼントは厳選すべきです。
愛情たっぷりだった恋人時代には何を贈っても喜んでくれたかもしれません。
愛情がなくなりかけている状態の今では、使わないものや不要なものを贈っても怒らせてしまうだけですから。
自由な時間を過ごしてもらう
あなたが家事や育児を担当して、妻に自由な時間を楽しんでもらいましょう。
自分の時間が持てればストレス解消になります。
またあなたも家事・育児を体験して妻の日頃の悩みに共感できるようになるかもしれません。
「仕事で疲れているから休みの日はゆっくりしたい」と考えているのは夫だけではありませんよね。
妻も当然ゆっくりしたいのです。
定期的に自由時間をプレゼントすれば、あなたの株も上がるでしょう。
自分が変わる努力をする
これからも支え合える夫婦になるために、自分が変わる努力をしましょう。
妻ときちんと向き合い、感謝を欠かさず、愛される夫に生まれ変わることが大切。
妻の要望をすべて受け入れる必要はないのですが、今のままでは不満がたまる一方ですから何の解決にもなりません。
妻の不満を聞き入れ、少しずつ変化しながら、その変化を楽しめるようになるのが理想です。
時間をかけて信頼を築く
妻からの愛情がなくなりつつある段階では、何もしてくれないという状況も増えてくるでしょう。
もうどうなってもいいという思いの表れなのです。
また不満について尋ねても、何も答えない妻もいます。これもまた信頼関係が壊れているためです。
何を言っても仕方がないと諦めてしまった気持ちを理解することから始めましょう。
こちらから積極的に話しかけたり行動を共にしたりして、壊れた信頼関係を再び作り上げていく覚悟が必要です。
試したけど妻からの愛情を取り戻せない場合
妻の愛情がなくなってしまったのは、あなたがしてきた積み重ねの結果とも言えます。
積み重ねた度合いによっては、妻からの愛情を取り戻す対処法だけでは効果が見込めないケースも想定しておきましょう。
夫婦といっても元は他人なわけですから、自分の思い通りにはいかないのです。
夫婦の問題に覚悟を決めて取り組む場合は、夫婦関係修復のやり方6つと絶対にやってはいけないことを参考にしてみてください。
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また、妻からの愛情がなさすぎる、妻からの愛情がどうしても取り戻せない、一人で考えていると不安で不安でたまらないという方は、当オフィスまでご相談いただければ親身になって対応いたします。
以上です。
行政書士松浦智昌
行政書士松浦総合法務オフィス